内藤保険サービスビブリオ俱楽部

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作の染井為人作「悪い夏」を取り上げます。 作者は芸能マネージャーやミュージカルプロデューサーを経験していることもあり、非常に今風な文体に感じました。...
今回はみんな大好き東野圭吾の作品で、テレビドラマ化もされた「危険なビーナス」をご紹介します。 東野作品では、研究者や数学者目線での謎解きが多いですが、この作品も数学史上最大級の難問を脳科学と関連させて話が進みます。...
前回の「騙す衆生」で月村小説にはまりました。今回は「東京輪舞(とうきょうろんど)」をご紹介します。 田中角栄宅の警備から始まった警察官人生。その後公安外事課の一員として、昭和から平成にかけての大事件に関わっていきます。...
今回は第10回山田風太郎賞受賞作の月村了衛著「騙す衆生」です。 昭和の時代に実際に流れた映像が衝撃的だった「豊田商事事件」。 その事件から始まり、実際にあった詐欺事件がリアル感あふれる描写で次々と連なり、最後は驚愕のラストへと向かいます。...
今回は塚本青史著「始皇帝」です。 「キングダム」としてマンガや映画で話題の中国・秦の始皇帝の生涯を生々しく描写した歴史小説です。 始皇帝と呼ばれる秦の嬴政(えいせい)は、幼少期を趙国の人質として過ごしますが、商人出身で後に秦の丞相にまでのぼりつめる呂不韋(りょふい)の助けもあり、最終的には皇帝として中国全土を統一します。...
今回は同名著書シリーズ「フェイク」と「FAKE」です。 まずは楡周平の「フェイク」(角川文庫)。 銀座の高級クラブを舞台とし、主人公はその店の冴えないボーイ。店のママの専属運転手のアルバイトを始めたことから人生が大きく変わりだします。銀座のクラブのシステムや博打の仕組みが良くわかり読んでいて面白かったです。...
今回は真保裕一著「奪取」です。 本書はコンゲームといわれるジャンルです。 コンゲームとは、詐欺や騙し合いをテーマにした痛快な犯罪小説のことで、ストーリーが二転三転して最後にどんでん返しがあったりして、読んでいて痛快な気持ちになってきます。...
今回は百田尚樹著「永遠のゼロ」です。 250万部を超えるベストセラーなのですでに読まれた方も多いかもしれませんが、感動モノの名作です。「海賊とよばれた男」で2013年度の本屋大賞を受賞した百田尚樹氏の作家デビュー作。岡田准一・三浦春馬主演で映画化もされました。...
今回ご紹介したい書籍は伊坂幸太郎著の「首折り男のための協奏曲」です。 伊坂氏の短編集ですが、それぞれの話が何となく繋がっているようで繋がっていない不思議な感覚に襲われる一冊です。...
どの本について書こうか・・・内藤保険サービスのビブリオ倶楽部に投稿することになり、真っ先に思いついたのがこの本でした。 それは、小川洋子さんの「博士の愛した数式」です。...

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