データ復旧に関しての注意喚起


サイバー攻撃のリスクが高まっている中、被害を受けたデータの復旧についてトラブルが相次いでいるとして、セキュリティの業界団体が契約時に気をつけるべきチェックリストをまとめ、注意を呼びかけたそうです。

サイバー攻撃の被害に遭った場合、そのデータの復旧をすべく専門業者へ依頼することがほとんどだと思いますが、この専門業者との間にトラブルが発生しており、この3年で292件にものぼっているとのこと。

 

具体的には「復旧できないにもかかわらず、十分な説明がない中高額な費用が請求された。」「契約直後にキャンセルしたにも関わらず、作業を始めたとして費用を請求された。」等、セキュリティの知識不足利用した悪質な例が増えているようです。

 

セキュリティの5業界団体がこのようなトラブルを憂慮し、今回のチェックリストをまとめました。

 

お金になりそうな事案があるとそれを利用した悪質業者が増えることは、セキュリティ業界にとどまらず散見されることですが、データが利用できずに困っている企業を狙った悪質なやり取りは言語道断といえるでしょう。

 

セキュリティの専門業者が少ない中、しっかりとしたセキュリティベンダーとのコネクションは、サイバーインシデントが増えている現状では必須といえます。

サイバーセキュリティ保険では、こうしたトラブルの発生がないよう、信頼できるセキュリティベンダーの紹介サービスも付帯しております。専門業者をインターネットで調べることも多いと思いますが、信頼できる業者か否かの判断は難しい部分もあると思いますので、今回のチェックリストの利用やサイバー保険への加入で、こうしたトラブルを避けることも必要です。